デントコーン(飼料用トウモロコシ)サイレージと栄養価はほぼ同等で、収量2倍以上のソルガム品種があります。

後ろに高く積まれているのがサイレージです。
ソルガム
乳酸発酵が効率的に行われるように、収穫の際にソルガムを裁断します。

サイレージとは飼料作物を乳酸発酵させた飼料のことで、牛の主要な飼料の一つです。
サイレージには下記のような特徴があります。

  1. 乳酸発酵させることで発生する乳酸などの有機酸が牛の嗜好性を向上させます。(牛にとって美味しくなります)
  2. 乳酸菌によるプロバイオティクス効果(整腸作用や病気の予防など)が期待できます。
  3. 乳酸発酵が他の菌の発生による腐敗や分解を抑えるため、長期の保管が可能です。

現在世界中で製造されているサイレージの原料は飼料用トウモロコシが主流です。ソルガムを原料としたサイレージも一部では製造されていますが、栄養価の高いトウモロコシの実を含むデントコーン(飼料用トウモロコシ)サイレージに栄養価で劣るというのが一般的な見方です。

私たちは世界の様々な地域でサイレージ利用に適したソルガム系統の育種と栽培試験を進めてきました。
そして、条件によってはデントコーン(飼料用トウモロコシ)サイレージとほぼ同等な栄養価のサイレージの原料となり、収量が飼料用トウモロコシの2倍以上にもなるようなソルガムの栽培が現実的になりつつあります。そして、収量が増えることは事業者の収入増に直結します。

私たちは東京大学をはじめとした日本国内外の数々の大学、政府研究機関などと協力して、さらに栄養価の高い系統、乾燥に強い系統、塩害に強い系統、肥料が少なくても育つ系統、病気に強い系統、害虫に強い系統など様々な長所を持った系統のゲノム育種を進めています。
世界中には14億頭以上の牛が飼育されており、高品質なサイレージは世界中で必要とされています。
私たちは他の作物から切り替える場所でも、色々な問題で他の作物の栽培が成り立たない場所でも、事業者が経済的優位且つ持続可能なサイレージ生産事業が行えるソルガムの種子と栽培や事業化に関するサポートを提供することができます。

メキシコ、テコマンでのソルガムの収量

メキシコ、ハリスコ州での飼料価値の比較

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